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2010年11月

銀座のホステスが労働審判を申し立てました

銀座のホステスが労働審判を申し立てました
フリーター全般労働組合組合員ブログで記者会見VTRを公開

http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20101117
客の売掛金が給与から天引きされ、借金を背負わされる!

「罰金やお客の売掛金の返済で半年働いても給料はほとんどもらえず、300万のバンズ(前借り)があるためお店も辞められません・・・」

フリーター全般労働組合に相談に訪れた銀座で働くホステスのAさんは、こう訴えました。

昨年末、水商売で働く人の分会、キャバクラユニオンを結成してから、フリーター全般労働組合には、連日水商売で働く人たちからの相談が寄せられています。

キャバクラをはじめとする水商売は、雑誌の影響などで親しみやすいイメージが広がるなか、雇用情勢の厳しさから自給の高さに惹かれる人も増え、若年層に人気の職業になりました。

その一方で、水商売の慣習として、退店する月の給料を支払わない(そのため不当なことがあってもなかなか店を辞められない)、労働基準法に違反する高額な罰金を取る(結果として給与が著しく減額される)などの違法が横行しています。従業員や客からの深刻なセクシャルハラスメントも後を絶ちません。

さらに、銀座など一部地域のクラブでは、請負契約を偽装し、雇用契約を結んだ労働者とし働いているにもかかわらず、ホステスが客の売掛金未回収分を肩代わりさせられるという問題もあるのです。

冒頭のAさんは、銀座のクラブ・ココドゥパリ(有限会社HAR)に入店する前に働いていた店で、客の売掛金未回収分300万円を自らの借金とさせられてしまいました。もちろんこれは明らかな違法。

その後、スカウトを通じてクラブ・ココドゥパリに移る際、この店から300万を借りて前の店に支払い、毎月の給料から返済する契約を結ばされました。

入店にあたっての契約では、日給は4万6千円あまり。15日ほど働けば月給は60万以上になるはずでした。

ところが、クラブ・ココドゥパリは、「店の規則」として、欠勤・遅刻・同伴など様々な名目で、多くは日当分の罰金を一方的に給与から天引きしました。これは労働基準法一六条(違約金の禁止)、二四条(賃金全額払いの原則)に違反し、刑事罰の対象になります。

その上、本来、客の飲食代が二か月たっても回収できない場合、ホステスの賃金から天引きし、回収できないと未回収分の10%を売掛金ペナルティーとして天引きしていました。これも当然、労基法一六条、二四条違反です。

さらに、ホステスのトイレットペーパーや化粧用綿棒代として厚生費という名目で毎月3万円から5万円の経費も天引きしていました。

これらの天引きのせいでAさんは働き始めて二か月目から一度も給与を受け取ることができていません。生活ができないAさんは、店から前借りすることになり、さらに借金がふくらみ、生活が行き詰まり、精神的にも追いつめられてしまいました。

これと見込んだ客には売掛金で飲食させるのは銀座の文化、と称する人もいますが、売掛金回収をホステスに負わせ、未回収分をホステスの借金にするという前近代的な手法は、労働基準法五条で禁じられた強制労働にあたる可能性があります。

Aさんは「銀座のルール」と思っていたことが違法だとわかり、フリーター全般労働組合に加入し、クラブ・ココドゥパリと交渉を続けてきました。

しかし、誠実な回答が得られないため、店と経営者を相手取り、同僚のホステスと労働審判を申し立てました。

≪報道≫
■共同通信 2010/11/11 19:04
ホステスが労働審判申し立て “銀座ルール”違法と
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111101000835.html

■毎日新聞 2010年11月11日 19時59分
労働審判:銀座の元ホステス3人申し立て 賃金支払い求め
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101112k0000m040055000c.html

■時事通信 2010/11/11-20:24
銀座ホステスが労働審判=「罰金名目で給料天引き」-東京地裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010111100938>http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010111100938

■東京新聞 2010年11月12日 朝刊
“銀座ルール”に元ホステス異議 労働審判申し立て
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010111202000025.html

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官製ワーキングプアを問う!講演会in自由と生存の野菜市

官製ワーキングプアを問う!講演会
「自治体が率先して解雇乱発で良いのか?非常勤公務員の解雇を告発する!」
in自由と生存の野菜市

【日時】2010年11月14日(日)13時より
【講演】大竹太上さん(武蔵野市による解雇撤回求める訴訟原告大竹節子さんのお兄さん)
【資料代】500円

【場所】自由と生存の家(東京都新宿区愛住町3番 メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅より徒歩3分)
(行き方:消防博物館前を出て交番前を通り、次の角を右折、花屋前の小道を入る。)
【問い合わせ先】osugikon@yahoo.co.jp まで
(同会場で有機・減農薬野菜直売会を開催します!10時~16時30分)

毎月2回実施中の自由と生存の野菜市。今回のイベントのテーマは官製ワーキングプアです。各地の地方自治体は経費節減の名目で正規職員を減らし、非常勤職員、いわゆるパートアルバイト契約職員を増やしています。非常勤職員は低賃金で不安定な雇用であり官製ワーキングプアだという批判の声が高まっています。恒常的な仕事にも関わらず、多くの非常勤職員が働く実態を無視し、制度が、非常勤は臨時的な仕事につけるもので継続雇用は認めないというもので、日本政府も継続雇用は認めないというスタンスです。正規職員と同じ恒常的な仕事をしているのにも関わらず短期で雇い止めという事例が全国で後を絶ちません。
講師の大竹太上さんの妹さんである大竹節子さんは非常勤の嘱託職員として東京都
武蔵野市で21年間も働いてきたにも関わらず2009年春に解雇され、解雇の撤回を求め裁判を続けています。今回、闘いの経過とその意味について語って頂きます。
市民の暮らしを支えるはずの自治体職員がワーキングプアならば暮らしを支える自治体は実現しません。これは市民労働者全体の問題です。ぜひ皆さんもイベント
にご参加下さい。

★次回以降の野菜市の予定 (11月21日のみ会場が違うのでご注意下さい)
11月21日(日)場所:百人町ふれあい公園(最寄新大久保駅)東京土建まつりで出張販売
11月14日(日)/11月28日(日)/12月12日(日) 場所:自由と生存の家

毎月第4日曜日、四ッ谷「自由と生存の家」の庭で有機無農薬・低農薬の産直野菜を販売しています。「自由と生存の野菜市」は、農家・生協と手を結んで、安全でおいしい野菜を地域のみなさんにお届けしながら、仕事作りを目指すプロジェクトです。

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