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2009年7月

9月1日『フリーター労組の生存ハンドブック』出版記念イベント

『フリーター労組の生存ハンドブック』出版記念イベント

9月1日(火)OPEN18:00 / START18:30
場所:「Asagaya/Loft A」(JR中央線阿佐ヶ谷駅から
地図:http://www.loft-prj.co.jp/lofta/map.html
※入場料:1200円(飲食代別)<当日のみ>
レジで『生存ハンドブック』を提示するかその場でお買い上げいただくと、入場料800円。

「自由と生存のメーデー」呼びかけ団体としてインディーズ系労組/独立系メーデー拡大の先駆けとなり、麻生邸への「リアリティツアー」ではYouTubeを活用して不当逮捕に反撃し、「派遣切り」の嵐のなかで労働組合みずから住宅供給事業にのりだす「自由と生存の家」プロジェクト――。近年のプレカリアート運動のなかで常に震源地となってきた「フリーター全般労組」。そのメンバーが、世界恐慌下で生きのびるためのあらゆる知恵とノウハウを結集した『フリーター労組の生存ハンドブック~つながる、変える、世界をつくる』がついに発売されました!

既存の労働組合や社会運動が影響力の低下に苦しむなかで、なぜインディーズ系労組は若者たちを惹きつけるのか?
フリーター全般労組とそこから広がりつつあるさまざまな運動のネットワークの熱気とこれからを、トーク+映像でお伝えします。閉塞しきった日本社会を根底から変えていくには、どんな議論やつながりやアクションが必要なのか?
未来を考えたいすべての人はここに集まれ!

第1部 「無敵(?)の団体交渉実践講座」
出演:山の手緑(フリーター全般労組組合員、フリーター労組で争議解決)
QT鈴木(フリーター全般労働組合組合員&管理職ユニオン専従オルグ)
★社長宅への直接行動の映像上映、模擬団交ほか

第2部 「“まっとうな労働者”でない者たちのつながりとは?」
出演:イダヒロユキ(「ユニオンぼちぼち」)
yoshiya(元ひきこもり、フリーター全般労組組合員)
たま(小卒フリーター、フリーター全般労組組合員)

第3部 プレカリ論壇大論争&未来のアクションに向けて
出演:萱野稔人(政治哲学)、田野新一(大学院生・プロレタリア文学研究・フリーター全般労組組合員)
その他

司会:清水直子、園良太
(『フリーター労組の生存ハンドブック』編著者、フリーター労組組合員)

090726_185701 写真は、7月26日に自由と生存の家のインディスペースで行われた出版記念イベント第1弾「こじんまり、ゆっくり話そう」編のすばらしいお料理。インディユニオンのみなさま、有り難うございました!

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『フリーター労組の生存ハンドブック』アマゾンでも買えるようになりました!

猫に本。

http://www.amazon.co.jp/dp/4272330608?tag=shimizunaoko-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=4272330608&adid=0DGT41F41Y0NHVPF9951&

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定期大会が無事終わりました

おかげさまで先日19日のフリーター全般労組の定期大会は無事成立、無事終えることができました。だいぶ遅れて始まった交流会では、ゲストでフリーターズフリーの栗田隆子さんを交えて、これから交流が広がっていきそうなお話ができました。新しい共同代表も就任しました。

私も執行委員に選んでいただきましたので、引き続き労働相談・交渉・争議に取り組みつつ新しい担い手を増やすこと、フリーライターという仕事を生かしたネットワークづくりや表現活動や仕事づくり、セイファー部会、住宅部会や自由と生存の家実行委員会の活動などを引き続き行いながら、前期の経験を生かして新しい共同代表を支えていきたいと思います。

人間的にも運動経験も未熟な私が1年間役割を果たせたのは、ともに活動してくださったすべての組合員のみなさんのおかげです。未熟ものゆえ、配慮のないことが山のようにあったと思います。ごめんなさい。どうぞ許してください。

おかげさまで、1年前の自分が懐かしいくらい、違う自分になりました。委員長をさせてもらって得たもの、みなさんから手渡していただいたものは、これからの活動を通して、みなさんにお返ししていきます。改めて、心からお礼を申し上げます。1年間有り難うございました。

今日1日、久しぶりに映画を見て、カラオケに行って、マッサージに行って、ごろごろして過ごしました。明日からまたぼちぼちやっていきます。

定期大会の開会の挨拶では、ちょっとはしょりましたがこんな感じのお話をさせていただきました。では、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。みなさん大好きです。

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前回の大会からこの1年、組合員の人数も取り組む交渉や争議の案件も倍増し、いろいろなことがありすぎるなか、懸命に突っ走ってきました。

去年の10月、麻生首相の渋谷の豪邸を見ながら格差社会のリアルを話し合おうという主旨で行われた麻生首相のお宅拝見リアリティツアーでは、歩いて見に行く途中にまったく不当に参加者が逮捕されました。非常事態に対応しながら労組はこの救援の実務を支えることになりました。対応には無理も強いられたのですが、ただし、警察にやられて負けたということは感じませんでした。むしろ何十人という人が手弁当で救援のために集まってきて、動くパワーにふれて、私はこれまで、活動を続けてくるための力を得ました。ただし、組合事務所に家宅捜索が入る事態になり、失敗を恐れることはないが同じ失敗を繰り返してはいけないと肝に銘じました。

去年の12月24日の夜、雇い止めされそうになっている人がいる、と相談を受けた銀座の健康食品会社では、そこで働く人6人のうち5人が組合員となって、でたらめな処遇を押しつける同族会社と闘い、組合つぶしのため自宅がある長野のに会社を移そうとする経営者に対し、経営者自宅周辺での宣伝行動を長野の仲間の協力のもとで行いながら、粘り強く闘って争議を解決することができました。

友誼組合である東京ユニオンの京浜ホテルの職場占拠・自主管理の闘いには、体でたくさんのことを学びました。1000人もの警官が導入された強制排除の日、夜を徹してピケットを張りました。前日の夜にメールでよびかけたにも関わらず、30人以上の組合員・賛助会員が参加しました。特に、映像関係の仕事をしている組合員たちは、最後まで、勇気をもってピケットのこちら側からの映像を記録し続けました。

私は右左の屈強なフリーター労組の組合員と固く腕を組みました。朝7時頃、執行官とガードマンや警察が体当たりしながら一回目の突入をしてきたとき、寒さと疲れで、組んでいる左手がしびれてほどけそうになったのですが、絶対にふりほどかれまいと自分がはめている革の手袋を噛んで耐えたことを思い出します。

住宅部会を中心に呼びかけて始まった自由と生存の家の取り組みも、今年年明けから建物も改修に着手し、初めての取り組みでさまざまな困難があるなかで、多くの組合員の力を得て工事をすすめました。今は、ここにいる組合員の何人かの方や派遣切りに遭い住居がないという相談を寄せた仲間や主旨に賛同して交流の拠点として事務所を構えてくれた個人事業主の労組であるインディユニオンが入居して、ほぼ全室入居が完了しました。いよいよ工事も終わるのでこれからソフト面、運営面の充実をはかっていくところです。

昨年の年末くらいからは、派遣切りで仕事も住まいもなくなった仲間の相談も目立つようになり、当初、ギリギリの生活を支えて立て直す手段としての、生活保護の相談はもやいにたのんだりしていたのですが、必然的に自分たちで生活保護の申請同行を行うようになりました。たまたま今期一番最後に組合に加入した仲間2人も、自動車工場で、昼食を撮ることもできず朝から夕方まで働くこともあったのに、期間途中で派遣切りにあい、寮を出て、所持金がほとんどない状態で組合を訪れました。これから派遣会社と闘っていきたいと言っています。

あらゆる活動を通していえるのは、小さい私たち1人対会社、1人対権力では闘えないことも、信頼に基づくなかまが10人いれば10倍以上に、100人いれば力が100倍以上の力になって闘えるということです。お金持ちたちは、レバレッジなどといって融資を受けたりして集めたお金をテコの原理のようにさらなる金儲けの勢いに使います。私たちのレバレッジは仲間とつながることだと思います。仲間は友達とは限りません。好きな人でも嫌いな人でも仲間は仲間です。そのように仲間を得ることで、不安定な私たちが、より安心して生きることができるし、もっと違う世界を作っていけます。今日は、そんな仲間たちと、新しい1年どうしていくかをしっかり話し合いましょう。

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かわいらしすぎる寝姿

090714_130901 今日、『フリーター労組の生存ハンドブック~つながる、変える、世界をつくる』の見本ができたそうです。22~23日には書店に並びます。どうぞよろしくお願いします!

あまりにかわいすぎる寝姿です。                                            

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カバーデザインできました!『フリーター労組の生存ハンドブック』

Cover_obi 7月20日発売です!

http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20090701/1246431127

フリーター労組の生存ハンドブック~つながる、変える、世界をつくる」

清水直子・園良太 編著/フリーター全般労働組合員ほか執筆 イラスト&デザイン:いのうえしんぢ

7月21日発売予定 定価1450円+税

大月書店 http://www.otsukishoten.co.jp/ 

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あとがき  世界や未来へ開かれていくことを願って

 この本はとても多彩な内容になったと思う。労働で困った時、ひとりでは生きていけなくなった時、つながりたい・何かやりたいと思う時、さらに先の行動や考えを目指す時。人が生きる中でぶち当たる様々なシーンに力を与えられるものを目指した。フリーター労組は普段から、各自のやりたいことを最大限活かしてつながろうとしている。そうしてこの内容を可能にしてくれた清水さんや組合員のみなさん、全国独立系メーデーのみなさん、「NU☆MAN」はじめ各地で多彩な活動にとりくむみなさんにまず感謝したい。          

 日本社会で経済不況と格差が深刻化した1990年代以降、私たちには不安・不満や「何もできない」というあきらめの気持ちが広がってきた。自分もそうした空気の中で育ってきたし、無力感をいつも抱えていた。デモで声を上げる前に毎年3万人以上が自殺する。たまに登場するヒーローは誰もが市場経済の推進者だった。そこへ世界恐慌派遣切り大津波がやってきた。大企業が世界中へ進出し続ける一方で、私たちは狭い日本の中だけで閉塞させられ、未来が見えなくなっていく。

 

 でも同時に僕は「社会運動があるじゃないか」とずっと思っていた。小さな場作りから大きなデモまで、前向きにやれることはたくさんある。すでにここ数年間だけでもサウンドデモ労組作りなど様々なチャレンジがあったし、そこに出会った人たちは、つながれば生きていける、おかしいことには声を上げていいし、自分たち自身で新しいものを作り出せると気づきはじめた。それは世界各地でも行われている。マスコミやネットの不安を煽る情報の渦に飲み込まれ、それらは多くの人にまとめて伝えられる機会が少なかった。何も行動が起きなければ、これからも政府や大企業は私たちの生活と世界を悪化させていくだろう。 

これは「本」でも同じだ。編集の仕事をしていたので、買う人を悩ませるほどの本が大量生産されてはすぐに店頭から消える現状をおかしいと思っていた。本全体が売れなくなる中で、一部の有名人がただ現状を大ざっぱに語るだけの本が作られ、売れていく。映画や音楽など他の表現分野でも同じことが起きている。それでは、本当の意味で人を勇気付け力を生み出すものは生まれないと思うのだ。

 

 本書ではそれでも意味のあるものを作りたいと話し合い、様々なシーンで誰もが自分から「使える」本を目指すことにした。もちろん、各項目で述べられたことには限りもあるので、教科書やセオリーのように読まれることは望んでいない。あとはみなさんがこれを踏み台にして新しいものを生み出して欲しい。また狭い意味の雇用問題を超えて未来への希望が見れる内容にしようとした。「つながる、変える、世界をつくる」という副題にもその思いが込められているし、紹介した数々の実践の多様さ・自由さがそれを物語っているのではないかと思う。その目的を完全に理解して「ハンドブック」というタイトルをつけ、この多彩な原稿に適切なアドバイスをし続けてくださった大月書店編集部の岩下結さんと、私たちをよく知り、深い意味を込めたイラストとデザインをくださったフリーターユニオンふくおかのいのうえしんぢさんにも感謝したい。みんなで一つの本を作るのはとても楽しい体験であり、読者の方に少しでも有意義な本になっていたらこれ以上ない喜びだ。 

 もちろん生きていればうまくいかないことはたくさんある。たがどんなにつらい状況に置かれた人でも、人とつながれば自分の人生を自分で決めていくことができる。どうか本書をバックの中に入れて、いつでも使いこなして欲しい。そして周りの人と一緒に読みながら、自分たちのアクションを話し合って欲しい。フリーター労組や本書に書かれたアクションに参加したい、自分もやりたいと思ってくれたら、いつでも気軽に連絡をしてほしい。協力できることはたくさんあるし、どこにでも行きたいと思っている。貧困も差別も戦争も無い世界を目指していこう。そうして誰もが未来へ開かれていくことを願って!

2009年6月 園良太

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はじめに 清水直子

第1章 働く(すべて清水直子

1 クビ!1 派遣切り雇い止め ~その時、まずやるべきこと

2 クビ!2 「経営悪化したから解雇」ってアリ?その他

3 労働条件1 そんな条件、聞いてないよ! ~泣き寝入りしないために

4 労働条件2 ピンハネ・搾取に立ち向かう

5 給料 ちゃんと払って当たり前!

6 過労、危険な労働 仕事に殺されないために ~過労や危険な労働

7 セクハラパワハラ セクハラパワハラいじめに負けない

8 働く人を守る諸制度 労災雇用保険社会保険日雇い雇用保険など

9 まともな仕事に就きたい!   ハローワークジョブカフェの利用法、ヤバい求人広告の見分け方

10 資料 労働相談窓口、ホットラインなど

第2章 生き延びる

11 生活保護1      いざというときの生活保護申請法 清水直子(協力:湯浅誠

12 生活保護2(応用編)清水直子(協力:湯浅誠

13 制度活用    (田野新一、フリーター労組執行委員)

14 ギリギリの命を支えあう場がある ~不安定な仲間の命を支える越冬闘争(田野新一)

15 屋根の下に住まわせろ! ~「自由と生存の家」の取り組み(菊池謙、フリーター労組執行委員)

16 衣も、食も、お金がなくてもクリエイティブに! ~新宿の「NU☆MAN」から(取材:園良太)

17 もし「生きていたい」とすら思えなくなったら ~僕のひきこもり体験から(市野善也、組合員)

 

18 資料 もやい、生活保護利用支援ネット、反貧困ネットなどの連絡先

第3章 仲間とつながる

19 労働組合という武器の使い方~団結権団体交渉権団体行動権(基礎編)、鈴木剛a.k.aQT(副執行委員長)

20 立ち上がれば勝てる、必ず勝てる~団結権団体交渉権団体行動権(応用編)、鈴木剛a.k.aQT

21 街に出てアピールしよう~街頭宣伝・街頭アクション (園良太)

22 デモ1 ゼロからはじめるデモづくり~仲間づくりとコンセプト(園良太)

23 デモ2 デモで表現しよう ~グッズやコール、「サウンドデモ」の作り方(園良太)

24 デモ3 続ける・広めるために~世間との関係:デモ申請・防衛、マスコミや世間との付き合い方(園良太)

25 私たちによる、私たちのための情報発信~オルタナティブメディアの活用(よねざわいずみ、執行委員)

26 女性どうしがつながる~運動の場での模索(根来祐、映像作家・組合員)

27 地方はつらいよ~七転び八起き奮闘編(馬野骨介、肥後コミューン運営委員)

28 地域・運動を越えてつながる~「P8」から生まれた連帯(Esaman、カメラマン・LOVE&ビンボー作戦本部・貧乏参謀

第4章 ステップアップ

29 万国の労働者、休め! メーデーをはじめよう(山口素明、予備校講師・副執行委員長)

30 共同妄想で分断を超える~正規・非正規、性別、国籍etc.(三浦仁士、執行委員)

31 社長はいらない!~恐慌を超える自主生産・自主管理(菊池謙)

32 プレカリアートは増殖する~世界の仲間と手を結ぼう(noiz、組合員)

33 民主主義を想像/創造する~「麻生を倒せ!ないかくだとう」プロジェクト(園良太)

34 戦争と貧困のスパイラルから降りる~殺し殺される世界を変えよう(園良太)

おわりに 園良太

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